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セキュリティと AI ガバナンス · v1.0

情報セキュリティおよび AI ガバナンス基本方針

私たちは顧客のシステムとデータに AI を活用します。だからこそ、ルールを先に公開します。リリースは必ず人が承認し、AI の実行はすべて記録し、認証情報を AI モデルに渡すことはありません。この体制は ISO/IEC 27001 と ISO/IEC 42001 を枠組みとしています。現在、12〜18 か月以内の認証取得を計画しています。

セキュリティと AI ガバナンス
方針の版
v1.0・施行日 2026-10-18
参照する枠組み
ISO/IEC 27001:2022・ISO/IEC 42001:2023
第三者認証
未取得
内部監査体制
ISO/IEC 42001 AIMS 内部監査員資格者が実施
セキュリティ報告
[email protected]
  • 最小権限

    業務に必要なアクセスだけを付与。

  • 人による承認

    リリースは必ず人が実行。

  • 追跡可能性

    AI の実行と変更をすべて記録。

  • 独立レビュー

    作成者は自分の成果を審査しない。

§1

適用範囲と枠組み

本方針は Heyu Applied Intelligence Co., Ltd. および PVL.AI のすべてのウェブサイト、プラットフォーム、顧客プロジェクトに適用され、コード、クラウドサービス、データ、そこに関わる人と AI エージェントを対象とします。

当社は ISO/IEC 27001:2022(情報セキュリティマネジメント)と ISO/IEC 42001:2023(AI マネジメント)を枠組みとして管理体制を構築しています。現時点でいずれの規格の第三者認証も取得していません。体制を運用して記録を蓄積し、本方針の施行から 12〜18 か月以内の正式な認証取得を計画しています。

§2

情報セキュリティ管理策

アクセス制御

最小権限でアクセスを付与し、管理者アカウントには二要素認証を適用します。人員の退職やサプライヤーとの契約終了時には、直ちにアクセスを取り消します。

認証情報と鍵

認証情報と API キーはクラウドのシークレット管理サービスで一元管理し、コードには書き込みません。リポジトリではシークレットスキャンとプッシュ保護を有効にし、鍵のローテーション体制を整備します。

変更管理

本番環境への変更はすべてプルリクエストと自動チェックを経由します。外部公開を伴うデプロイは責任者がその都度承認し、記録を残します。

顧客データの分離

顧客プロジェクトごとにリポジトリを分けます。マルチテナントのサービスはデータベース層のアクセス規則でテナントを分離し、自動テストで検証します。

バックアップと事業継続

サービスの重要度に応じて 3 段階の復旧目標を定めます(下表)。バックアップは復元訓練を経て初めて有効とみなします。

サプライヤー管理

クラウドおよび AI モデルの提供事業者を登録するサプライヤー台帳を整備し、扱うデータの種類、保管場所、データ保持条件を記録していきます。

サービス区分最大データ損失(RPO)最大復旧時間(RTO)
第 1 区分・最重要1 時間2 時間
第 2 区分・標準6 時間4 時間
第 3 区分・その他24 時間24 時間
いずれも目標値であり、実測値ではありません。RPO と RTO はそれぞれ独立して設定しています。

§3

データ分類と AI 利用の境界

データを公開・社内・顧客機密・認証情報の 4 区分に分け、区分ごとの原則を下表に示します。詳細な分類規則とサプライヤー台帳は整備中です。

AI モデル提供事業者を採用する前に、データ保持条件と学習への利用有無を確認します。

  1. L1公開ウェブサイト、公開済み記事可
  2. L2社内社内文書、計画、コード評価を経て登録した提供事業者のみ
  3. L3顧客機密顧客から預かったデータと文書契約の範囲内のみ。利用事業者を記録
  4. L4認証情報パスワード、鍵、トークン不可

§4

AI ガバナンス

  1. 01

    AI エージェントが作成

    コードやコンテンツ

  2. 02

    独立レビュー

    別系統のモデル

  3. 03

    人が承認

    責任者が確認

  4. 04

    人がリリース

    AI はデプロイ不可

すべての段階を実行ログに記録し、AI が関与したコード変更にはモデル名を明記

人による承認(Human in the loop)

外部公開と本番デプロイは必ず人が実行します。AI エージェントは変更を準備できますが、自らリリースすることはできません。

追跡可能性

AI エージェントの実行はすべて記録し、AI が関与したコード変更には関与したモデルを明記します。

独立レビュー

AI が作成したコンテンツやコードを、作成したエージェント自身がレビューすることはありません。レビュー側は別系統のモデルを用い、最後に人が承認します。

リリース前評価

顧客向け AI サービスは、リリース前に固定のテストセットで回答の正確性、引用、安全な振る舞いを検査する体制を整えます。判定できない場合はリリースしません。

管理された実行環境

AI 開発ツールは隔離されたサンドボックスで実行し、外部通信は許可リストのドメインに限定します。AI エージェントが到達できるサンドボックスには本番環境の認証情報を置かず、本番環境に触れる必要がある場合は、承認を経た別経路で人が実行します。AI エージェントの操作はリスクに応じて 4 段階に分け、本番環境への書き込みを伴う操作は、毎回人が承認し承認者を記録することを条件とし、条件を満たさない場合はシステムが実行を拒否します。

改ざん検知可能な監査記録

承認・遮断・利用量の記録をハッシュチェーンで連結し、いずれかの記録が改変・削除された場合に検証時にチェーンの断絶として検出できるようにします。

利用量と予算の上限

すべての AI サービスに利用量と費用の上限を設け、1 件ずつ記帳する体制を整えます。上限に達した場合は、続行ではなく停止を既定とします。

承認済みモデルリスト

モデル提供事業者の承認リストを整備し、整備後は評価を経てリストに登録した事業者のみを利用します。モデルの追加・変更には、事前にデータ条件の確認とリリース前評価を行います。

§5

インシデント報告と連絡窓口

PVL.AI のサービスでセキュリティ上の弱点やデータ漏えいの疑いを見つけた場合は、件名に「Security」と記載のうえ [email protected] までご連絡ください。当社は確認・封じ込めを行い、事後レビューを記録します。顧客データに影響するインシデントは、法令と契約に従い影響を受ける顧客に通知します。

セキュリティ問題をメールで報告

§6

見直しと更新

本方針は会社の責任者が承認し、少なくとも年 1 回、または組織・サービス・法令に重大な変更があった時点で見直します。更新のたびに本ページへ版数と施行日を記載します。

内部監査は ISO/IEC 42001:2023 AI マネジメントシステム(AIMS)内部監査員の資格を持つ担当者が実施し、その結果を年次のマネジメントレビューに反映します。

PVL.AI は ISO 27001 または ISO 42001 の認証を取得していますか?

まだ取得していません。Heyu Applied Intelligence Co., Ltd.(PVL.AI)は ISO/IEC 27001:2022 と ISO/IEC 42001:2023 を枠組みとして、アクセス制御、認証情報管理、変更管理、顧客データの分離、データ分類の原則、そして AI の人による承認・追跡可能性・独立レビューを含む管理体制を構築しており、本方針の施行から 12〜18 か月以内の正式な認証取得を計画しています。

セキュリティについて詳しく知りたい方へ

ご導入のご検討にあたり、データの流れ、利用しているクラウド・AI 提供事業者、対応する管理策についてご説明できます。